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2026.10.07

釣り業界のデジタルマーケティングとは?市場の変化から考える、集客と販売の考え方

釣り具メーカー、釣具店、釣り船・遊漁船、フィールドを持つ地域や施設。釣りに関わる事業者にとって、いまデジタルマーケティングは「やった方がよいもの」から「やらないと機会を逃すもの」に変わりつつあります。

釣り業界の市場は、どう変わっているのか

水産庁の資料によると、釣りの人口は平成初期の約2,000万人をピークに減少し、令和6年には540万人になっています。一方で釣り具の推定市場規模は、平成23年から令和6年にかけて増加し、令和6年は1,830億円です。 maffmaff

つまり、人数は減っていても、1人あたりの購入や消費が支える市場になってきている、ということです。新しい人を増やすことと、今いるファンとの関係を深めることの両方が課題になっています。

釣り業界のデジタルマーケティングとは

デジタルマーケティングは、ホームページ、検索、SNS、動画、メールやLINEなどのデジタルの接点を使って、「知ってもらう」から「買う・来てもらう」、さらに「また選んでもらう」までを設計することです。広告を出すことだけを指すのではありません。

釣りの場合は、次の点がほかの業界と少し違います。

  • 情報収集が好きな人が多い:釣果情報、ポイント、タックル、潮・天気などを事前によく調べる
  • 季節と地域で需要が大きく変わる:ターゲット魚種やシーズン、エリアごとに検索される言葉が違う
  • コミュニティの影響が強い:SNSの投稿や動画、先輩アングラーの口コミが選ぶ理由になる
  • 初心者の入り口が分かりにくい:何を買い、どこで、どう始めればよいかで迷いやすい

事業者別・取り組みの考え方

メーカー:商品の「使いどころ」まで伝える

スペックだけでなく、どんな釣り場・魚種・シーンで、どう使うと良いかを伝えるコンテンツが効きます。動画やSNSで使い方を見せ、公式サイトに詳しい情報をまとめておくと、購入前の不安を減らせます。

釣具店:地域の「いま」を発信する

店舗の強みは、地域の釣果や状況に詳しいことです。Googleマップ上の情報(MEO)を整え、釣果情報や入荷情報を発信することで、近隣のアングラーが見つけやすくなります。ECと店舗をつなぐ在庫案内や取り置きの導線も、来店のきっかけになります。

遊漁船・釣り船:予約までの迷いをなくす

初めての人ほど「どんな船か、何を持っていけばよいか、料金や持ち物はいくらか」が不安です。スマホで予約まで進める導線、料金・出船時間・持ち物の分かりやすい案内、口コミへの丁寧な返信が、予約率を左右します。

地域・施設:釣りを「体験」として伝える

釣り堀や海釣り施設、観光と組み合わせた釣り体験では、家族連れや初心者向けの情報が大切です。体験の様子が伝わる写真・動画と、予約や問い合わせのしやすさがポイントです。

成果につなげる5つのステップ

  1. 目的を決める:新規の来店・予約、EC売上、ファンづくりのどれを優先するか
  2. ターゲットを分ける:初心者、ベテラン、ファミリー、遠方からの旅行者などで伝え方を変える
  3. 検索される言葉で情報を置く:魚種・エリア・シーズンなど、釣り人が実際に検索する言葉を意識する
  4. SNS・動画・サイトを連動させる:見つけてもらう場所と、詳しく知ってもらう場所を分けて設計する
  5. 数字を見て改善する:アクセス、予約、問い合わせ、購入を見ながら、続けて直していく

これからの注目点:AI検索への備え

最近は、検索エンジンだけでなく、AIに質問して情報を探す人も増えています。「初心者でも行ける釣り場は?」「このエリアでおすすめの船は?」といった質問に、自社の情報が正しく見つけてもらえるよう、情報を整理して公開しておくことも、これからの大事な準備のひとつです。

まとめ

釣り人口が減る中でも、釣りの市場は維持されています。だからこそ、「新しい人を迎える入口」と「今のファンに選び続けてもらう仕組み」の両方を、デジタルで整えることが重要です。

自社の強みと顧客の動きに合わせて、できるところから始めてみてください。


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